台南のMRT路線図
(台南 13日 中央社)頼清徳行政院長(首相)は11日、南部・台南市に大量高速輸送システム(MRT)3路線を建設する計画を承認したと発表した。総事業費は約750億元(約2683億円)。建設により、南部の発展を推進する。
承認された3路線は、市中心部を環状に結ぶブルーラインの第1期区間「府城環線」(大橋―大同路間、全長8.6キロ、14駅)と延伸区間(9.26キロ、11駅)、市中心部を東西に貫き、平実バスターミナルから安平港までを結ぶグリーンライン(12.69キロ、18駅)、東区から高雄・路竹まで南北に伸びるレッドライン(11.55キロ、14駅)。
建設計画は頼院長が台南市長在任時に策定したもの。頼院長は台南市で記者会見を開き、今後60年は南部が台湾の発展の責任を負うべきだとした上で、台南と高雄が協力していくことに期待を寄せた。
3路線建設事業は、行政院の大規模インフラ整備計画の第2期(2019年1~12月)特別予算に盛り込まれた。