台湾・台東の熱気球フェス閉幕 45日間で90万人動員
過去最多となる90万人の観客数を記録する今年の「台湾国際熱気球フェス」
(台東 15日 中央社)東部・台東県で6月末から開催されていた「台湾国際熱気球フェスティバル」が13日に閉幕した。2月の地震で落ち込んだ東部の観光振興につなげようと、開催期間が例年の38日間から45日間に延長された今年。同県政府によると、好天に恵まれて客足が伸び、約90万人を動員。昨年の約48万人を大きく上回っただけでなく、2011年の初回以来最多となった。経済波及効果は20億台湾元(約72億円)に上ったという。
黄健庭県長は、今年はこれまでで最も多い変形バルーン39機が登場したほか、開幕日にも史上最多の24機が台東の空を飾ったと振り返った。また、空軍志航基地などで計8回行われた光と音のパフォーマンスも全て素晴らしかったと称賛した。
同県観光協会の潘貴蘭理事長は、過去のイベントでは客足が土日に集中していたが、今年は夏休みに入って以来、会場に向かう道が連日渋滞だったと述べ、成功を喜んだ。