(2018.08.20 台北経済新聞)
漫画基地「Agora」
昨年台湾漫画産業を振興するため、文化部が数年前から計画していたもの。台北駅付近にある築52年の200坪4階建ての建物を台湾の設計会社「UPGA瓦建設計」に委託して改築した。
デザインを担当した瓦建設計の許偉揚総監は「台湾の漫画産業は90年代から不振だが、今後、『Agora』を起点として台湾の漫画産業を発展させ、日本の有名な漫画『島耕作』を作った弘兼憲史さんのような、有力な若手漫画家をもっと多く育てていけたら」と話す。
1階は漫画を販売する台湾オリジナル漫画店、2~3階は展覧会やセミナー、記者会見が実施可能な多目的スペース、4階は漫画家のスタジオとなる予定。
名称の由来について、許総監は「漢字の○(○=土へんに呈)は台湾語で空き地、広場の意味で、『廟○』(○=土へんに呈)は人が集まり、交流の場所。英文のAgoraは集会の意味で、昔ギリシャアのアテネ城の広場名でもあり、コミュニケーションとシェアを象徴することから、この名称を起用した」とも。