(2018.08.22 烏丸経済新聞)
四条通の地下道(御幸町~富小路通付近)で現在、「みんなの写真展~四条地下道タイムトンネル~」がを行われっている。主催は京都市。
同市が募集して集まった写真や、明治維新ゆかりの会津若松市や調布市、下関市、高知市などの明治期の写真を展示する同企画。
展示は2018年の「明治150年」を記念。にちなみ、京都が遷都で人口が3分の2程度まで落ち込む危機的な状況から、町衆が学制に先んじて1870(明治3)年に誕生した小学校(番組小学校)や、舞台芸術「都をどり」が生まれるきっかけもなった1871(明治4)年日本初の博覧会の開催(「都をどり」はその時に生まれた舞台芸術)、琵琶湖疏水の建設など現在の京都に至るまでの年表も展示する。
明治や昭和期の鴨川や四条大橋、南座の写真を「市電が走っている」とじっくりと見る人や、錦小路の写真を「今でも面影が残っているね」と話しながら歩く人など、現在とかつての街の変化を比較する人の姿も見られた。
地下道は阪急電車が1963(昭和38)年の延伸時に設けられてから現在まで活用されていなかった。今年6月5日に、阪急と京都市、地上の商店街「四条繁栄会」の3者での活用計画が発表された。
9月9日まで。通行可能時間は6時45分~22時30分。9月9日まで。