永瀬正敏さん(背広姿の男性)など台湾映画「KANO」の出演者たち
(東京 22日 中央社)俳優の永瀬正敏さんは21日、フェイスブックを更新し、第100回全国高校野球選手権大会で準優勝した秋田県立金足農業高校について、自身が出演した台湾映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」の物語との「不思議な縁」を感じるとつづった。
同映画は日本統治時代の1931(昭和6)年、台湾代表として夏の甲子園に初出場し、準優勝を果たした「嘉義農林学校」(嘉農、現・国立嘉義大学)野球部の実話を基にした作品。永瀬さんは漢人や日本人、先住民からなる野球部メンバーを指導する日本人監督、近藤兵太郎役を演じた。
永瀬さんはフェイスブックで、
嘉農と金農のユニホームの文字が「KANO」と「KANANO」で似ている
▽金農の決勝進出が農業系高校としては嘉農以来83大会ぶり
▽決勝戦の日付が同じ8月21日
▽嘉農と決勝を戦った中京商業学校のエースと金農のエースの苗字が同じ「吉田」――であることを紹介した。
「当時のKANO野球部の近藤監督、選手の皆さん、中京商業野球部の皆さんも、天国で皆さんをお祝いなさっている事でしょう」とつづり、「皆さん素晴らしかった!」と球児たちの健闘をたたえた永瀬さん。「球は霊(たま)なり」という近藤監督が残した言葉で投稿を締めくくった。