2018年8月30日、台湾では今月23日から中部や南部を中心に大雨が降り、100人を超える死傷者が確認されている。被災地は緊張状態が続いているが、日本人男性の取り組みが「心温まる」と話題になっている。
台湾メディアによると、話題の人物は元練馬区議会議員の野崎孝男さん。野崎さんは2008年に台湾に留学し現在は台湾でラーメン店「Mr.拉麺(ミスター・ラーメン)」を経営している。2016年2月に台湾南部で地震が発生した際には被災地で活動する救助隊員らにカレーライスを振る舞い、2018年2月に台湾東部・花蓮県で地震が発生した際にはラーメンを200食振る舞った。
今回の水害を知った野崎さんは今月25日に被災地に赴き、150食のラーメンを被災者らに振る舞った。野崎さんは取材に対し「彼らは今助けを必要としています。私の店は多くの人に支えられ今に至っていますので、恩返しをしたいと思っています」と流ちょうな中国語で答えていた。野崎さんはラーメンでの支援のみならず、被災地復興のため募金活動も展開している。野崎さんの取り組みに台湾のネットユーザーからは感謝の声や称賛の声が多数寄せられている。