(9/4(火) 11:30 NNA)
テレビ東京コミュニケーションズ(TXCOM)は3日、台湾発の黒猫キャラクター「クロロ」の日本国内でのライセンス事業を、アニメーション制作などを手掛けるダンデライオンアニメーションスタジオ(東京都練馬区)と共同で執り行う契約を締結したと発表した。クロロの商品化とグッズ販売などを手掛ける。
クロロは迷母国際(メメス・クリエイティブ・パートナーシップ、台北市)が2015年に発表した黒猫モチーフのキャラクター。10代~30代の女性をターゲットにしており、台湾では航空台湾最大手、中華航空(チャイナエアライン)傘下の格安航空会社(LCC)、台湾虎航(タイガーエア台湾)とのタイアップで広告に使用されたほか、無料通信アプリ「LINE(ライン)」のスタンプはダウンロード数が延べ80万回に上る。
テレビ東京コミュニケーションズはこれまで、人気キャラクター「スヌーピー」が登場する漫画「ピーナッツ」などのデジタルコンテンツ配信事業やライセンス事業に取り組んでいる。一方のダンデライオンアニメーションスタジオは多数のテレビシリーズや劇場版のデジタルアニメ制作を手掛け、近年ではアニメ関連コンテンツのライセンス展開やブランディング事業を強化している。双方の強みを生かしてクロロを日本国内で事業展開したい考え。
事業提携の第1弾として、4日から7日にかけて東京ビックサイトで開かれるギフトや生活雑貨の見本市「東京インターナショナル・ギフト・ショー(TIGS)」にクロロを出展する。