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18歳ラガーマン釜石へ 洛北高出の村山、トライアウト合格

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クラブチーム・釜石シーウェイブスに入団を決めた村山



今春に洛北高を卒業した18歳のラガーマンが憧れの日本代表入りを目指し、トップリーグ昇格を目指している釜石シーウェイブス(SW)へ入団した。大学を経ずに社会人の上位リーグに挑戦するケースは珍しく、「何が正解かは分からないけど、自分なりの道があるはず。ラグビーが好きだから頑張れる」と闘志を燃やす。

 京都市山科区出身の村山千里。洛北高では攻撃的なスクラムハーフとして副主将を務め、全国高校大会京都府予選はベスト4。国体の京都代表にも選ばれて準優勝に貢献した。

 希望していた国立大学に合格できず、他大学から誘いを受けたが独自の道を選んだ。いつかニュージーランドでプレーするのが夢で、語学勉強のため4月から3カ月間フィリピンで学んだ。

 帰国後、プレーできるチームを探したところ、洛北高OBで元日本代表プロップの中村直人さんが相談に乗ってくれ、釜石SWを紹介された。中村さんは「敗色濃厚の試合でも、ひた向きにタックルを続ける姿が印象深かった」と、精神面の強さを評価したという。

 7月にトライアウトを兼ねた練習に参加し、合格した。元日本代表の桜庭吉彦監督をはじめ、プロ選手や外国人コーチを前に「緊張したけどわくわくした。ラグビーができる喜びと、僕が求めているものがここにあると感じた」。夕方まで介護の職場で働いた後、練習する毎日だ。

 釜石SWは前身の新日鉄釜石時代に日本選手権を7連覇し、「北の鉄人」と呼ばれた歴史を受け継ぐ。村山は「早く試合に出られるようになって、見ている人がわくわくするような選手になりたい」と意気込む。

(京都新聞)


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