台風21号の影響でタンカーが衝突して連絡橋が通行できなくなり、利用客ら約5千人が孤立した関西空港で5日、高速船などを用い、取り残された客らを空港外へ輸送する。
運輸安全委員会は同日、船舶事故調査官3人を現地に派遣する予定で、状況に応じてタンカーの衝突状況や乗組員への聞き取り調査を行う方針。
関西エアポートなどによると、高速船は関空と神戸空港を結ぶ110人乗りの定期船で、関空内に残る客らをピストン輸送する。また連絡橋で損傷がなかった車線の安全性を確認し、通行可能と判断できれば、バスで対岸の大阪府泉佐野市などへ運ぶことも検討している。
(京都新聞)