台風21号は4日午後に徳島市に上陸した後、神戸市付近に再上陸し、日本海へ抜けた。関西地方を中心に被害が相次ぎ、7人が死亡、約200人のけが人が出た。観測史上最大の瞬間風速を記録した関西空港では、強風で流された大阪湾のタンカーが空港連絡橋に衝突、橋の一部が破損し、約5千人が取り残された。関西空港は高潮で滑走路が水没、広範囲が浸水し閉鎖された。
関西エアポートによると、関西空港は滑走路と駐機場が最大で約50センチ浸水。第1ターミナルビルの地下部分にも水が入り込んだ。商業施設でガラスが破損し、1人が腕に軽傷。5日もターミナルビルが使えない状況が続く見通し。
【京都新聞】