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中国撤退した「餃子の王将」、台湾で再チャレンジへ

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「餃子(ギョーザ)の王将」を展開する王将フードサービス(京都市)は12日、来年3月までに台湾に子会社を設け、出店をめざすと発表した。王将は2005年、海外初進出として中国に出店したが、日本の味が受け入れられず、業績不振で撤退した経緯がある。台湾では通じるか、再挑戦する。

 台湾店の場所やメニューはこれから詰めるが、日本と同様に焼き餃子を中心にするという。台湾は親日的な人が多いうえ、最近は日本の外食産業の進出も進んでいることから、日本食の一環として焼き餃子などが受け入れられやすいのではないかと判断した。

 王将は05年7月、初の海外直営店を中国・大連市に出店。水餃子が主流の中国で焼き餃子を売り込み、新たな市場の開拓をめざした。大連では複数の店を展開したが、約10年間で約2億円の赤字だったといい、14年10月に撤退を決めた。渡辺直人社長は当時、「日本の餃子の味が中国では受け入れられなかった」と説明していた。

 一方で、少子化などによる日本市場の縮小を見据えて海外戦略を練り直し、米国進出も選択肢の一つとして検討していた。


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