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河井寛次郎の手仕事堪能 京都・下京で「没後50年展」

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京都市下京区の美術館「えき」KYOTO


「没後50年 河井寛次郎展」(京都新聞など主催)の内覧会が14日、京都市下京区の美術館「えき」KYOTOで開かれ、招待客たちは陶器や木彫など独創的な手の仕事を堪能した。

 寛次郎は1890年、島根県生まれ。五条坂の窯で作陶に取り組み、思想家柳宗悦の提唱する「民芸」を通じて民衆の中にある美と出合い、自由で深い精神性に満ちた作品を創造した。同展は、土や木から生み出した多彩な造形を中心に、墨画、書、愛用品など計約150点を展示する。

 盛り上がった線文と美しい釉(ゆう)薬の光沢が響き合う壺(つぼ)や陶筥(とうばこ)、水滴をはじめ、青磁の観音菩薩(ぼさつ)像、民族的な陶彫面、デザインを手掛けた木製棚、創作への思いを詩的な言葉で表した書や陶板など、ぬくもりのある豊かな世界が広がっている。15日から10月23日まで。有料。



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