(中央社)連続立体交差事業の進展を受け、台湾鉄路管理局西部幹線の后里-烏日間21.7キロが16日に高架化された。午前6時過ぎには基隆行きの一番列車が高架区間を走り、多くの市民が乗り初めを楽しんだ。
15日には台中駅に大勢の人々が詰め掛け、長年親しまれた駅との別れを惜しんだ。地上駅ホームから最後の列車が出発する際には、林佳龍台中市長も姿を見せ、葉仁和台中駅長らとともに発車を見守った。
線路の切り換え工事は夜を徹して行われ、太原駅では午前5時半に明かりが灯った。一番列車を待っていた市民は「歴史の一ページを目に焼き付けたかった」と話した。
高架区間の開通により、既存の5駅が高架駅となったほか、5つの新駅が誕生。地域分断の解消とさらなる都市の発展に期待が寄せられている。