(中央社)台南市内で17日、台南駅周辺の鉄道地下化工事の進展に伴う建物の解体作業が始まった。最終的には254棟が取り壊される見通し。
台湾鉄路管理局西部幹線の台南駅を含む周辺8.23キロを地下化して2駅を新設、踏切9カ所を廃止する計画の一環。呉宗栄・台南副市長は、踏切廃止による安全性向上と都市の分断解消に期待を寄せている。
今回解体されたのは仁徳段と呼ばれる1.4キロの工区にある建物。同工区では31棟が立ち退く必要がある。すでに1棟が自主的に解体を終えたほか、13棟が取り壊しに同意している。そのほかの建物についても引き続き所有者らと意思疎通を図る方針。