台湾で、市場価格を操作する目的で300トンのニンジンを倉庫に隠していたとして、男が身柄を拘束された。
先月の一連の台風以降、高値が続いている青果物の価格を調査していた南部・高雄（Kaohsiung）市当局は26日、通報により、冷蔵倉庫で国産ニンジンが入った大量の箱が床から天井まで積み上げられているのを発見した。当局は、価格の上昇や市場独占を試みている業者などが他にもいないか、調査している。
台湾紙、蘋果日報（Apple Daily）によれば、拘束された男は容疑を否認しており、年間を通じて販売するために毎年2月と3月に約1500トンのニンジンを買い入れていると話している。高雄市橋頭区の検察当局によると男は10万台湾ドル（約33万円）の保釈金を支払って保釈された。(c)AFP
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