(中央社)北部・新北市の「黄金博物館」で保存されている日本家屋群。日本統治時代の雰囲気を色濃く残すこれらの建物は、これまでドラマなどのロケ地に何度も選ばれている。2014年には俳優の金城武が出演した通信会社のCMの撮影で使われ、話題となった。
博物館の敷地内には、当時皇太子だった昭和天皇の台湾行啓に合わせて1922(大正11)年に建てられた「太子賓館」や、1930年代に鉱山会社職員の宿舎として建造された「四連棟」など多数の日本家屋が残されている。
中でも四連棟は保存状態が良く、金城出演のCMのほか、日本でも放映されたショウ・ルオ(羅志祥)主演の「ホントの恋の見つけかた」(轉角遇到愛)や、平岡祐太出演の「ずっと君を忘れない」(熱海恋歌)などの撮影も行われた。
このほか、ジョン・ウー監督の映画「太平輪」では、同館近くの石段が金城と長澤まさみが雨のなか傘をさして踊るシーンで使用されている。その後、傘の無料貸し出しも開始され、撮影スポットとして人気を集めた。