(中央社)幹部の作戦や指揮能力向上のため、陸軍の軍事演習、長青15号操習が29日から来月4日までの日程で行われている。兵士ら5900人が参加しているほか、市街戦を想定し、機動性の高い国産装甲車CM32も出動。模擬戦闘も実施される。
演習は3段階に分けて実施。新竹と屏東の各部隊が、それぞれ出動準備から戦闘、防衛まで実戦時の一連の流れを確認する。
関係者によると、台湾北部は都市が集中し道路事情が複雑なほか、従来の無限軌道(走行ベルト)式の装甲車ではアスファルトの舗装道路を走行するのに不適切だと判断。市街戦に対応できるCM32が出動したという。
また、今回は国防部(国防省)が新たに設計した個人装備も投入。快適さが向上し、疲労の度合いにも変化が生じたとしている。