中央社)柯文哲台北市長は13日、来年1月1日から台北メトロ(MRT)で全線が乗り放題となる1カ月有効の定期券を試験的に販売することを明かした。料金は2500台湾元(約8500円)。普段通勤などにスクーターを使っている市民に鉄道利用を促す。
試験期間は3カ月間。柯市長は、台北市郊外の新北市から台北市へ流入するスクーターを減らしたいと語った。また、バスとの連携やバスの定期券導入についても、今後検討するという。
価格が高めではないかとの報道陣の質問に対しては、改革は段階的に行うとし、反応を見ながら調整を加える考えを示した。
また、柯市長は、これまでの交通政策を振り返り、「混乱があった」とした一方、今後について、シェア、クリーン、電子化を柱とする考えを表明し、改革に取り組むとした。