(中央社)チャイナエアライン(中華航空)は23日、解散を決めたトランスアジア(復興)航空路線の引き継ぎについて、先に社内で評価を行い、段階的に実施する方針を示した。
行政院(内閣)は同日、トランスアジア航空の路線を12月1日からチャイナエアラインが引き継ぐことを決めたと発表していた。同社は最大株主が交通部(交通省)主管の財団法人で、同措置は民用航空法の規定による。
同社は、短期間で輸送問題を解決し、乗客の権益を保障するとしている。
ただ、交通部によると、12月1日に運航が再開されるのは、これまでトランスアジア航空が唯一運航していた、台北―花蓮線と台中―花蓮線。国際線と台湾海峡両岸直行便に関しては、運航枠の再配分などするとしている。
また、金門―馬公(澎湖)線はチャイナエアラインの現有機材では就航ができず、エバー(長栄)航空傘下のユニー(立栄)航空が必要に応じて運航する方向で調整が進んでいるという。