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京都学拠点「歴彩館」、23日に一部開館

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京都府が京都学の研究・交流拠点として整備を進めている「府立京都学・歴彩館」(京都市左京区)が23日に一部オープンする。シンポジウムや研究発表に使うホールを備えた「交流フロア」で、合わせて記念式典を催し、前文化庁長官で東京大名誉教授の青柳正規氏が講演する。

 歴彩館は、老朽化のため9月に閉館した府立総合資料館を、府立大の北側にリニューアル移転させた。地上4階、地下2階、延べ約2万4千平方メートルの建物は既に完成しており、資料の移転や内部設備の整備を進めている。

 歴彩館には、総合資料館が担ってきた京都関連資料の収集保存や公開に加え、研究支援や交流拠点の役割を担わせる。1階が交流フロア、2階が所蔵資料の閲覧所や府立大の図書館が入る「探究フロア」になる。3、4階は府立大文学部が入居する。地下1、2階はユネスコの「世界の記憶(世界記憶遺産)」に登録された東寺百合文書(ひゃくごうもんじょ)をはじめ、京都関連の図書や古文書、行政文書など約74万点を保管する収蔵庫になる。

 探究フロアのオープンは来年春になる。府立大文学部の使用開始は未定。
 記念式典は23日午後1~4時。青柳氏の講演や内覧会を行う。定員100人。参加無料。申し込みは12日までに府民総合案内・相談センターTEL075(411)5000かファクス075(411)5001へ。


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