柯文哲台北市長(水色のシャツ)と共に廟に参拝する郭台銘氏(赤いネクタイの男性)

(新竹 11日 中央社)来年1月の総統選に出馬するとの観測が出ている鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘前董事長(会長)は11日、柯文哲台北市長と柯氏の出身地である北部・新竹の廟を訪れ、共に参拝した。総統選で両者が連携するとみられており、それぞれの動向に注目が集まっている。
野党・国民党が7月に行った公認候補を決める予備選で、韓国瑜・高雄市長に敗れた郭氏。無所属での出馬を目指しているとみられる。
一方、柯氏についても出馬が取り沙汰されていたが、台北市政府顧問の蔡壁如氏は10日、柯氏は郭氏を全力で支持すると言明。蔡氏はこの日、郭氏と王金平前立法院長(国会議長)両氏の側近と共に中央選挙委員会(選管)を訪れ、無所属での立候補に必要な署名集めの手続きに関する問い合わせを行った。
柯氏は郭氏と参拝に訪れたことについて、中秋節(今年は13日)に合わせたあいさつとお参りだけだとコメント。総統選で郭氏を支援するかと問われると「なるようになることが多い。ただ、できることには力を尽くす」と答えた。