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北大路魯山人ゆかりの作品ずらり 09月14日~12月1日

 
甲賀市信楽町・陶芸の森陶芸館


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京焼の名工に学んだ「色絵金彩雲錦鉢」(右)。金彩は器を華やかにするだけでなく、盛り付けた料理に立体感をもたらす効果を生んでいるという


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北大路魯山人(1883~1959年)の没後60年を記念する特別展「北大路魯山人 古典復興―現代陶芸をひらく」(京都新聞など主催)が14日、滋賀県甲賀市信楽町の滋賀県立陶芸の森陶芸館で始まった。魯山人や昭和陶芸の巨匠、古代―近世の名品約150点が展示され、来館者が見入っている。

 京都に生まれ、若くして書や篆刻(てんこく)の分野で活躍した魯山人は美食家でも知られた。40歳を前に「料理の着物」として陶芸に取り組み、焼き物の美をすくい上げ、同時代の陶芸家を触発し続けた。

 会場には、新たな器の形として世に出した板皿の代表作「織部間道文俎(まないた)鉢」や、紅葉と桜の絵に金彩を豪快に施した「色絵金彩雲錦鉢」などの陶磁器をはじめ、椀や盆の漆器、書画が並ぶ。影響を受けた古陶磁の名品も陳列した。

 また、川喜田半泥子ら同時代の作家や魯山人と親交のあったイサム・ノグチらの作品も紹介している。10月22日からの後期展と合わせ計約200点を展示する。

 京都旅行中に訪れた長野市の男性(60)は「書に始まり、料理、陶磁器、漆器まで技術を駆使した作品を一堂に見ることができた。多才な人だったと分かる」と話した。

 12月1日まで。月曜休み(月曜が祝日の場合は開館し、翌日休館)。展示替えあり。有料。

京都新聞
 

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