(台北 30日 中央社)31日の大晦日には、2017年の到来を祝う年越しイベントが台湾各地で行われる。コンサートや花火の打ち上げ、光のショーなどで、カウントダウンを盛り上げる。
◇各地の主なイベント
台北市政府は31日夜、有名歌手などが多数出演するライブイベントを実施。超高層ビル「台北101」は2017年の幕開けと同時に、1万9000発余りの花火と800個のムービングライトを使用した238秒間の花火ショーを行う。市内のショッピングモール「ミラマー」(美麗華百楽園)もライブと花火の打ち上げを実施する。
南部・高雄市のテーマパーク「イーダーワールド」(義大世界)は台湾最長の999秒間にわたり花火を打ち上げる。打ち上げ範囲も全長1200メートルと台湾最長となる。同市内のショッピングモール「ドリームモール」(統一夢時代購物中心)は壁に海底生物を投射する3Dの光のショーで、ひと味異なる年越しを演出する。
中部・台中市政府はテーマパーク「リーパオランド」(麗宝楽園)で、観覧車を七色に染める180秒間の光のショーを展開。「花びら」をテーマとし、2018年に開催される台中世界花卉博覧会(世界花博)をPRする。また、同園の駐車場に設置したイベント会場には有名歌手が勢揃し、ステージを繰り広げる。
◇交通規制やテロへの警戒も
多くの人出が見込まれるイベント会場周辺では、開催前から終了後にかけて交通規制が行われる。台北メトロ(MRT)は台北市政府前広場で開かれるイベントに合わせ、31日に終夜運転を実施。来場者にメトロの利用を呼び掛けている。また、台北市警察局信義分局はテロ警戒のため、同イベントの会場周辺に1000人の警察官や爆発物探知犬を配備し、警備を強化する。