(台北 31日 中央社)賀陳旦・交通部長(交通相)は30日の記者会見で、桃園メトロ(MRT)空港線は旧正月(春節、2017年は1月28日)前にプレ開業する可能性があると語った。
交通部(交通省)は同日、空港線の検査やテストを終えた。改善事項は41項目残っているが、開業前に対応が必要なものはそのうち8項目で、いずれも短期間で完了できるという。賀陳部長は楽観的な姿勢を示している。
また、鄭文燦・桃園市長は記者会見後、プレ開業期間中、旅行客の運賃を2週間限定で無料にする案を検討していると述べた。団体客の場合は事前に予約が必要となる。さらに鄭市長は、正式開業後の1カ月間、運賃を半額とする構想も明かした。
このほか、桃園メトロの陳凱凌総経理(社長)は空港線の運行間隔について、開業当初はピークとオフピークの時間帯による差は設けず、一律7分半にするとした。15分間に、一部の駅にのみ停車する「直達車」と各駅停車の普通車が1本ずつ発車する。
直達車は台北駅-台湾桃園国際空港間を35~36分で結ぶ。普通車は約45分。平均時速はそれぞれ65キロ、45キロ。1日当たり約5万人の利用客を見込んでいる。正式開業は2017年2~3月の見通し。