(台北 18日 中央社)台北市内の観光名所などを経由する2階建てオープントップバスの運行が18日から始まった。記者会見に出席した柯文哲台北市長は「違った角度から台北を楽しめる」と利用を促している。
観光振興の起爆剤として導入に向けた準備が進んでいた2階建て観光バス。台北市政府前に新しい真紅のバスが停められると、通行人らが足を止めて様子を観察するなど注目度の高さを伺わせた。
車内では中国語や日本語など4言語に対応。柯市長は、今後別の言語への対応を強化するとしており、海外からの観光客に台北の文化を深く知ってもらいたいと期待を寄せた。
当面は台北駅を起点とする2路線を運行。レッドラインは永康街、台北101ビル、国父紀念館など東西をつなぎ、ブルーラインは花博公園、士林観光夜市、士林官邸、国立故宮博物院など南北を結ぶ。料金は4時間乗車券が300台湾元(約1100円)、1日乗車券が700台湾元(約2500円)など。イージーカード(悠遊カード)など交通系ICカードも利用可能。