以前の姿
京都市左京区の叡山電鉄鞍馬駅前にある巨大な天狗(てんぐ)の像の鼻が、雪の重みで折れた。
天狗伝説ゆかりの地域のシンボルとして親しまれており、管理する叡山電鉄は「あまりにもかわいそう。応急処置をした上で、修理の方法を考えたい」としている。
同電鉄によると、折れた鼻は長さ2・8メートルで、像の顔の高さとほぼ同じサイズ。雪は14日夜から断続的に降り積もり、17日朝に鼻が根元から折れているのを電鉄社員が見つけた。
像は発泡スチロール製。1994年に平安建都1200年記念で作られ、2002年に京都市から寄贈を受けた叡山電鉄が鞍馬駅前に設置した。鞍馬寺など訪れる人らが記念撮影するなど、観光スポットとして人気がある。