(台北 19日 中央社)台湾桃園国際空港で、第3滑走路建設に向けた環境影響評価(アセスメント)審議が始まった。2025年の完成を目指すとしている。
当初は2030年の完成を予定していた同滑走路。航空会社などから早期の供用開始を求める声が相次ぎ、昨年交通部が完成時期の繰り上げを決めていた。
空港の運営会社によると、環境アセスの審議は約2年半かかる見込みで、用地取得を経てからの工期は3年。滑走路の長さは南側滑走路の3600メートルと北側滑走路の3800メートルをしのぐ4000メートルで、大型機の離着陸に際して十分な余裕がある。
同空港では現在、第2ターミナルの拡張工事が行われているほか、今年3月には第3ターミナルの建設工事も始められる予定。今後想定される利用客の増加に対応するとしている。