(台北 24日 中央社)馮世寛国防部長(国防相)は23日、報道関係者との食事会で、国産戦闘機の開発計画を進めていると明かした。空軍内にはすでに「空軍航空科学技術研究発展センター」が設立されており、国軍の将来の発展にとって重要だとしている。
馮部長は、航空機や艦艇の国産化は蔡英文総統就任後の国防部で重要な政策として位置付けられていると強調。国産潜水艦の建造計画で進展が見られていることに触れた上で、国産戦闘機の製造も合わせて進める方針を示した。
同部内では昨年、兵士が犬を虐待死させたり、哨戒艇の対艦ミサイルを誤射して民間人4人を死傷させるなどの不祥事が相次いで発生し、内部改革が進められている。馮部長は、新たな戦略が立てられたり、改革が行われる際には、必ず報道陣に報告すると透明性をアピールした。