建設が進む高雄ライトレール(LRT、軽軌)の凱旋中華-高雄展覧館間2.4キロで4日、交通部(交通省)による開通に向けた検査が行われた。高雄市では今月末にも同区間を開通させたいとしている。
同線は全線22.1キロの環状線。現在は籬仔内-哈瑪星の第1期区間8.7キロで正式開業に向けた準備が進められている。そのうち籬仔内-凱旋中華間2.2キロは昨年プレ開業しており、今回検査が行われた区間の開通が認められれば、運転区間が籬仔内-高雄展覧館間4.6キロに延長される見通し。
ただ、現行無料とされている運賃について、市の関係者は今後検討が必要としており、有料化される可能性もある。
検査では22項目の問題点が指摘され、そのうち特に重要とされた6項目で改善が図られた場合、開通となる。同市の許立明副市長は「市民は利便性をもっと享受できるようになる」と期待を寄せている。