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日本統治時代建造の山佳駅、かつての姿蘇る 蒸気機関車運行で祝福/台湾

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(新北 18日 中央社)日本統治時代に建造された台湾鉄路(台鉄)山佳駅(新北市樹林区)が18日、1年余りにおよぶ修復を経て再開業した。新たなスタートを祝し、当時使用されていたCK124蒸気機関車が運行され、その勇姿を一目見ようと多くの鉄道ファンが駅に詰めかけた。

台鉄によると、山佳駅は1903(明治36)年開業。修復された駅舎は1928(昭和3)年に建て替えられたもので、第2次世界大戦前に建造された駅舎で現存するのは台北-新竹間では同駅のみ。現在では新北市の市定古跡に登録されている。台鉄は当時の日本式建築の特色を保存しようと、約2600万台湾元(約9525万円)を費やして修復を実施。駅の修復に合わせ、周辺地域の再整備も進められた。

開業式に出席した朱立倫新北市長は、今後は周辺の観光、文化、街並みなどとからめ、山佳駅を新たな観光スポットにできればと期待をのぞかせた。

蒸気機関車はこの日午前、樹林-山佳-鶯歌間で運行。抽選で選ばれた鉄道ファンが乗車した。列車が樹林駅に滑り込むと駆け付けた人々はしきりにシャッターを切っていた。沿線でも列車に向けて手を振る人々の姿が多く見られ、車内のみならず車外も熱気に包まれた。

山佳駅では4月4日まで、当時の時刻表や鉄道模型などを展示し、往年の雰囲気を伝える。



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