巨大な鏡餅を持ち上げる女性参加者
巨大な鏡餅を抱え上げる時間を競う「餅上げ力奉納」が23日、京都市伏見区の醍醐寺で行われた。男性28人、女性16人の力自慢たちが巨大な餅に挑んだ。
男性150キロ、女性90キロの餅で争った。金堂前の特設舞台上で、参加者が荒い息を吐きながら懸命に餅を抱え上げると、境内の参拝者から「がんばれ」「落ち着いて」などと声援が送られた。
男性は、獣医師平井敏雄さん(61)=兵庫県姫路市=が5分19秒で、女性はエアロビクス講師田中幸子さん(45)=向日市=が12分5秒で優勝した。初参加で新記録を打ち立てた田中さんは「昨年7月から練習を重ね無心で上げた。目標は15分だったので、届かず残念」と話した。
餅上げ力奉納は、「五大力さん」として親しまれ、国の平和を祈る法要「五大力尊仁王会(にんのうえ)」の関連行事。五大明王に無病息災を祈る。