万華鏡の世界が映像で白砂上に鮮やかに再現された
京都市東山区の高台寺で3日、春の夜間特別拝観が始まった。5月に中京区で万華鏡の世界大会が開かれるのを記念し、色とりどりの光の模様が回転する万華鏡の世界が方丈前庭に描き出され、参拝者が熱心にカメラを向けていた。
実際に万華鏡を回して撮影した映像を基にしており、青や赤、紫の幾何学模様が回転する様子を白砂上に投影する。高台寺の後藤典生執事長は「万華鏡で見える光景は一瞬で、二度と見ることはできない。映像を通し、仏教で言う無常や命について考えてほしい」と話した。夜間特別拝観は5月7日までの午後5時から同9時半(同10時閉門)。有料。
この日から、あんどんで通りを照らす「京都・東山花灯路」(12日まで)も同区で始まり、多くの観光客が訪れた。