京都五花街の一つ、宮川町の近くに“舞妓さんに、会える”をコンセプトにした施設「舞妓シアター」が2016年12月1日に開館し、注目を集めている。
一般的にはハードルの高かった花街での遊びを一年を通じて気軽に体験してほしいという思いで、久々(京都府京都市)が手がけた。舞妓さんによる踊りの観賞、日々の芸舞妓の様子などの映像を鑑賞したり飲食したりしながらの歓談、舞妓さんとの記念撮影などが楽しめる。台紙付きの記念写真と舞妓シアター特製手ぬぐいの記念品がお土産でもらえる。
外国人や家族連れも利用しやすいようにと、館内には36人まで収容できるテーブル席を用意。コースは、昼の弁当がセットになった「割しのぶコース」、舞妓のお手前をいただく「おふくコース」、京のおばんざい弁当がセットの「勝山コース」、アルコールも用意される「奴コース」の4種類。
現在は外国人観光客や日本人観光客の個人利用を中心ににぎわっているが、同館では「旅行会社との提携も始まったので、ますますお客様が増えていくとうれしい」と期待を寄せている。公演は平日12時半~22時、日曜は~17時半。料金は大人6800円~1万3000円で、子ども料金も設定。事前予約が必要で、申し込みはウェブサイトまたは電話にて受け付け中。