(台北 12日 中央社)国家発展委員会は11日、台湾鉄路管理局(台鉄)南回線内獅から人気リゾート地・墾丁への玄関口・恒春(ともに屏東県)を結ぶ恒春観光鉄路の建設を可決した。今後環境アセスメントが行われ、早ければ2026年6月の開通を目指す。
同委員会によると、墾丁国家公園を訪れる旅行者の数は年間800万人。環境への悪影響が懸念されることから、人の動きを分散させ、県内にあるほかの地域の観光産業を振興させたいとしている。
同線は全長37.72キロ。交通部(交通省)の関係者は、平日は毎時1本、休日は毎時2本の列車を運行する計画だと話す。台湾高速鉄路(高鉄、新幹線)左営駅との乗換駅である台鉄新左営駅からは各駅停車で141分、停車駅の少ない速達タイプでは90分で結ぶとしている。