(台北 18日 中央社)南港西バスターミナル(台北市)が18日から供用が開始される。柯文哲台北市長は17日に行われた記念式典に出席し、大型のバスステーションはこれまで台北駅に集中しており、大きな負担となっていたが、同ターミナルにより交通量が分散され、渋滞緩和が期待できるとの考えを示した。
台北市公共運輸処によると、宜蘭や蘇澳など東部に向かう路線や、桃園空港行き、基隆行きなどの路線が開通する。同ターミナル付近には高速道路を接続するインターチェンジが複数あり、宜蘭-桃園空港間を約2時間で結ぶ。大手バス会社の国光客運の職員は、近いうちに深夜の便も運行する予定だと利便性をアピールした。
南港駅(台北市)は台湾高速鉄路(新幹線、高鉄)のほかに、台湾鉄路(台鉄)と台北メトロ(MRT)も乗り入れており、利用者数は毎月135万人に上るとされる。柯市長によれば、同駅周辺には北部ポピュラー音楽センターや国家バイオテクノロジー研究センターなどが2年以内にオープンする予定で、今後需要はさらに高まるとみられている。