屏東県政府は14日、日本統治時代の1920(大正9)年に完成した潮州旧鉄橋など文化資産への登録を目指していた文化財9件が、有形および無形文化資産審査委員会で審議を通過したと発表した。
潮州旧鉄橋は地域の交通改善と糖業などの産業振興を目的とする鉄道整備の一環として建設された。国定古跡に指定されている1914(大正3)年完成の下淡水渓鉄橋(屏東県)と同時期の構造物で、鉄道発展の重要な証拠だとされている。
このほかに審議を通過したのは台湾原住民(先住民)パイワン族望嘉旧社の首塚と記念碑、新ヒ玉環善牧天主堂などの有形文化財と原住民の伝統的儀式などの無形文化財。(ヒ=土へんに卑)