祇園祭の神幸祭(7月17日)と還幸祭(同24日)で馬に乗って神輿渡御(みこしとぎょ)を先導する「久世駒形稚児」が決まり、15日に京都市南区久世の綾戸国中(くなか)神社が発表した。
今年は、神幸祭で南区久世の会社員上来(じょうらい)哲男さん(48)のおい琉彰(りゅうしょう)君(8)=大薮小3年、還幸祭は向日市物集女町の内装業川原淳さん(47)の次男あさひ君(8)=光華小3年=が務める。
神前で行われた奉告祭に参列した後、琉彰君は「馬に乗るのが楽しみ」、あさひ君は「緊張しています。上手に乗れるようにしたい」と話した。
久世駒形稚児は、八坂神社とゆかりの深い綾戸国中神社の氏子の家から選ばれる。馬の頭の形をした彫刻「駒形」を身につけて、3基の神輿の一つ、中御座を先導する。