京都市伏見区の藤森神社で、見頃を迎えたアジサイを楽しむ「紫陽花（あじさい）まつり」が開かれている。梅雨空の下、淡い紫や青色の花が咲き誇り、参拝者を楽しませている。
同神社では、参拝者に楽しんでもらおうと、約３０年前に「紫陽花苑」を設けた。今年は例年より１週間ほど早い今月２日ごろから咲き始め、約３０品種３５００株が境内を彩っている。
１５日には神事が営まれ、宮司による祝詞の奏上や舞の奉納があった。紫陽花苑を訪れた家族連れや女性グループは、色鮮やかな花にカメラを向けていた。東山区の大平有紀さん（３５）は「この時期ならではの風情があって、美しかった」と話した。紫陽花苑は午前９時～午後５時開園で、３００円。花は７月上旬ごろまで楽しめる。
１８日午前９時からは「藤森手づくり市」、１９日同１０時半からは雅楽や蹴鞠（けまり）、太鼓の奉納もある。藤森神社ＴＥＬ０７５（６４１）１０４５。