(台北 30日 中央社)台湾で鉄道が建設されてから今年で130年になるのを記念し、台湾鉄路管理局(台鉄)はスイスの高級時計メーカー、オメガ製のアンティーク級懐中時計を130個限定で発売する。販売開始は6月10日。鉄道ファンの注目を集めるとみられている。
台鉄によると、時計は熟練した時計師によって調整され、特製の木箱に入れられる。さらに、駅のプラットホームをモチーフにした時計スタンドも付属される。価格は4万9999台湾元(約18万3772円)。500元(約1838円)を追加すれば、時計スタンドの土台部分に名入れすることも可能。
130年記念グッズとして時計のほか、列車の模型や特急プユマ号の万年筆セットなども発売される。
台湾の鉄道は清の時代の1887年、台湾巡撫の劉銘伝により、基隆港から台北を経て新竹に至る路線の建設が進められたのが始まりだとされている。