(南投 29日 中央社)美しい山の風景が楽しめる観光地として知られる中部・南投県清境地区で27日、高架歩道「清境高空景観歩道」の供用が開始された。海抜は約1700~2000メートルで、全長1.2キロ。この日、テープカットに参加した馬英九前総統は歩道を体験し、絶景を称賛した。
歩道は観光客が多く訪れる「清境農場」近くの道路の歩車分離と同地区の観光名所を増やすことなどを目的に南投県政府が建設。今回供用が始まったのは第1期区間で、2015年から4950万台湾元(約1億8245万円)を投じて建設工事が行われた。第2期区間の800メートルは年内の完成を目指す。第2期区間には3500万元(約1億2900万円)が投入される。
周辺の道路混雑を回避するため、利用は1日4000人に制限される。そのうち3400人分のチケットがインターネット上で、600人分が現地で販売される。利用料は一般50元(約184円)。