(高雄 6日 中央社)高雄メトロ(高雄捷運)の第1四半期の1日平均利用者数が、昨年の年間平均17万2400人を大きく上回る18万4500人に達し、過去最高となった。乗客増を追い風に、今年は1億台湾元(約3億6500万円)の黒字達成を目指す。
同社公共事務処の石耀誠処長は、例年第2四半期は客足が伸び悩む傾向にあるが、年間平均18万1000人を今年の目標に掲げ、大型イベントを多数企画して利用者を増やしていきたいと意欲を見せている。今年日本の京王電鉄と共同で実施しているプレゼントキャンペーンもこうした狙いのもとで企画されたイベントの一つだという。
同市交通局は、自動改札口が各種の交通系ICカードに対応できるサービスが始まったことや沿線に集客力の高い観光スポットができたこと、観光プロモーションなどが功を奏したものと分析している。
また、高雄ライトレール(軽軌)の利用者数も1日平均5120人に達していることなど、さまざまな現象は高雄メトロの経営体質が強化されてきたことの現れであるとみている。