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台湾・新竹動物園で初の日本人職員 豊富な海外経験活かして

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(手前左から)岡元友実子さんと林智堅新竹市長



(新竹 2日 中央社)「新竹市立動物園で働けたら、動物園の発展のために一生かけて働くと誓います」――。こう書かれた手紙が新竹市の林智堅市長のもとに届けられた。送り主は上野動物園(東京都)に勤めていた岡元友実子さん。岡元さんは今年5月、開園80年以来初の外国人職員として正式に新竹市立動物園の一員となった。同園では、動物の生息環境を再現する展示方法への変革などを含めた再生計画が推し進められており、岡元さんの活躍が期待されている。

昨年、新竹市立動物園と上野動物園が友好交流協議書を締結する際、連絡係を担当していた岡元さんは再生計画を進める新竹市の取り組みに感動し、「動物園の国際的知名度を高めたい」との一心から林市長に手紙を書いた。

岡元さんは日本の他にも、韓国やシンガポール、香港、オーストラリアなど、海外の動物園での豊富な経験を持ち、外国語にも精通している。既に流暢な中国語で動物園の特色を紹介できるという。

新竹市立動物園の楊家民園長は、岡元さんが就任してから、チームに新たな思考をもたらしていると語る。上野動物園もかつて大規模な改造が図られており、日本での経験を活かしてくれるだろうと岡元さんに期待を寄せている。

新竹市立動物園は再生計画のため、現在休園中。岡元さんは、リニューアルオープン後に親子供向けの生態講座の開催を計画している。将来的には自身の海外での経験を活かし、日本や韓国などに向けて動物園の特色をアピールしていきたいと意気込んでいる。


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