(台北 17日 中央社)台北市は17日から、騎楼(アーケード)や自転車専用レーンが設置されていない歩道での自転車の通行について、取り締まりを強化する。違反した場合には、300台湾元(約1112円)以上、600元(約2225円)以下の過料が科される。
同市政府交通局交通安全科は、市内の自転車道の整備が進み、自転車利用者が増加する中、交通マナーとルールの啓発は先延ばしできない課題だとしている。
取り締まりは、信義路、仁愛路、新生南路、羅斯福路など自転車レーンが完備されている道路を重点地域とする。
台北市では近年、自転車シェアリングが盛んに行われている。2012年にサービスを全面開始した「YouBike」の自転車台数は今年6月末現在、1万1000台余りに上り、貸出・返却が可能なサイクルポートも344カ所に増加。また、今年4月にはシンガポール発のサービス「oBike」が台湾に上陸。市内では5月末までに自転車約1000台が導入された。