(台北 4日 中央社)行政院(内閣)農業委員会農糧署の蘇茂祥副署長は、7月末に台風9号と10号が立て続けに台湾を襲ったものの、秋の風物詩・ブンタン(文旦・ザボン)に影響はなかったと報告した。主要産地の一つ、南部・台南市麻豆の農業協同組合は、今年は例年より3割多い収穫量が見込めると喜び、品質にも太鼓判を押している。
ブンタンの二大産地は台南と東部・花蓮。花蓮は、台風9号が北東部・宜蘭に上陸したことで被害を免れた。台南の農家は、2つの台風は風が強くなかったため、果実が落ちずに済んだと胸を撫で下ろしている。
麻豆産のブンタンは、今年は8月25日ごろから市場に出回り始める。