(台南 10日 中央社)英語の「第二公用語化」を進めている南部・台南市。市内9カ所の寺廟では年内をめどに、英語に対応可能な環境が整備される。このうち、「台湾首廟天壇」はおみくじに中国語のほか、英語と日本語の表記を加え、日本人観光客にも配慮する。
同市は訪台外国人に対応しようと、英語で生活できる環境づくりを目指し、飲食店やバス、タクシーなどの業者に対し、英語対応に関する指導を昨年から推進してきた。今年は寺廟を対象とし、試験的に環境整備を実施する。
現在、英語対応が完了しているのは台湾首廟天壇のほか、祀典武廟、大天后宮の計3カ所。
同市は、試験的に実施する9カ所の寺廟をモデルとし、その他の寺廟に参考にしてもらえればとしている。