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屏東産バナナを日本人に 県が日系ホテルと協力 宿泊客に提供へ/台湾

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(台北 11日 中央社)産地価格下落に苦しむバナナ農家を助けようと、屏東県政府はホテルオークラ傘下の高級ホテル「オークラプレステージ台北」(台北市)と手を組み、12日から今月31日まで、県産バナナを宿泊客に無料で提供する。11日に開かれた記者会見に出席した同ホテルの後藤浩之総支配人は、バナナによって宿泊客の台湾への印象はより向上するだろうと語った。バナナを使用したメニューも開発するという。

同県農業処の黄国栄処長によれば、県内のバナナ栽培面積は3900ヘクタールで、台湾産バナナの主要産地となっている。だが、今年は豊作となった影響で、平均産地価格は行政院(内閣)農業委員会農糧署の統計によると、今年2月の1キロ86.46台湾元(約310円)から7月には9.25元(約33円)にまで落ち込んだ。そのため、バナナ農家は悲鳴を上げているという。

黄処長は、同ホテルのシェフの手によって、屏東産バナナを使用したアレンジメニューがより多く生まれればと期待を示した。


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