台北市中心部の繁華街、西門町地区の服飾店2店で靴やズボンを万引きしたとして窃盗の疑いで、和歌山県の山内翔太容疑者(30)が警察に拘束されました。11日付聯合報が伝えました。(写真は聯合報のキャプチャー)
調べでは山内容疑者は10日夕、西門町地区の服飾店「Roots」で約4000台湾元(約1万4000円)の白色の運動靴1足を盗み、続いて約200メートル離れた服飾店「地藏小王」で、約3000元するカーキ色のズボンを盗んだ疑いが持たれています。
山内容疑者が2件目の服飾店でズボンをカバンに入れたところを店員が発見。近くの地下鉄駅入口付近で取り押さえ、警察に突き出しました。
警察に対し山内容疑者は簡単な中国語で「買った」と主張しましたが、カバンに入っていた運動靴はまだ値札が付いていたことや、監視カメラに犯行の様子が写っていたため、警察は窃盗容疑で拘束しました。
山内容疑者は送検され、検察は起訴猶予処分にした上、罰金2万元の支払いを命じました。
警察によると、山内容疑者は10日、台湾を訪れました。これまでに8回台湾を訪れたことがあるということです。