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水中に安置、雨乞い地蔵にほこら 京都で落慶法要

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新しいほこらの落慶法要



 京都府城陽市観音堂の常楽池で、水中に安置されている「雨乞い地蔵」の新しいほこらが完成した。このほど地元住民が参加して落慶法要が営まれた。

 地蔵は雨乞いの祈とうの時だけ、池から引き揚げられる。直近で祈とうがあったのは1994年8月で、実際に雨が降ったという。

 新しいほこらは市観光協会が整備した。高さ約2・4メートル、横幅と奥行きは各約1・2メートル。木製で金色に塗られている。法要は近くの常楽寺の江島慈心住職(33)が執り行い、同協会や観音堂自治会、観音堂農家組合などのメンバーが見守った。

 周辺はハスやカキツバタなど、豊富な湧き水を生かした花き栽培が盛ん。散歩道「花の小径」があり、同地蔵も観光に生かしていきたいという。農家組合の西川光男組合長(67)は「立派なものができた。古くから伝わる地蔵なので、いろんなところから見に来てくれるとうれしい」と話していた。


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