(桃園 28日 中央社)桃園国際空港(桃園市)は27 日、第2ターミナル南側拡張部3階出発ロビーの供用を開始した。交通部(交通省)航政司の陳進生・司長は、昨年同空港の年間利用者数が4000万人を突破したことに触れ、競争力を高めるため、第3ターミナルの建設や第2ターミナルの拡張を進め、輸送力の増強やサービスの向上に努めたいと意気込んだ。
2000年に開業した第2ターミナルは利用客急増に伴い、2015年に拡張工事を開始。この日は、ターミナル北側の拡張工事の上棟式も行われた。同空港の曽大仁董事長(会長)は、拡張後の対応可能人数は現在の年間1700万人から同2200万人に増加する見込みを示した。
曽董事長によると、拡張工事にかかる総工費は約23億台湾元(約78億5000万円)。2018年に完工した部分から順次供用を開始する予定。拡張後は出発ロビーの面積が約50%拡大するほか、オフィススペースやレストラン、展望台なども設置されるという。
同空港は現在、第3ターミナルを建設中。2020年末完成、2021年のプレ開業を目指している。