祇園祭後祭(あとまつり)の山鉾巡行が24日、京都市中京区と下京区で行われ、計10基の山鉾が都大路を右回りに進む。後祭の巡行は2014年に復活して以来、今年で3回目。
午前9時半に中京区御池通烏丸を出発し、御池通を東に進む。御池通寺町で「くじ改め」があり、正使と呼ばれる山鉾の関係者が、独特の所作で奉行役にくじを渡す。
山鉾は、河原町通を南進、四条通を西に進む。交差点では、進行方向を90度変える「辻(つじ)回し」が豪快に行われる。花傘巡行は午前10時に東山区の八坂神社を出発する。
同日夜には還幸祭があり、下京区の四条御旅所に置かれた3基の神輿(みこし)が、氏子地区を練って八坂神社に戻る。
山鉾の巡行順は次の通り。
【後祭の巡行】
(1)橋弁慶山(2)北観音山(3)浄妙山(4)役行者(えんのぎょうじゃ)山(5)黒主山(6)南観音山(7)鈴鹿山(8)八幡山(9)鯉山(10)大船鉾